「ヘミングウェイ旅日記 ゴールデンウィーク道中記2009 〜上野そして秋葉原を経て開国博Y150へ〜 その2」


第28回目 2009/5/16 土 ネットで買えば断然お得!お買い物なら楽天市場


前半に引き続き、語尾を「〜である・〜だ」調でお送りします。
理由はなんとなくです。

■5月4日月曜日(朝)…こーり君到着!

翌日の朝7時ぐらいにこーり君が我が家へ到着。彼は我が家までの道のりを
熟知していたため、迎えに行かずとも一人でサササッと来てくれた。
とりあえず我が家に荷物を置き、他の友達と会うためにすぐに出かけるとの事。
昼の3時まではその友達と遊び、その後私達とどこかで合流することにした。
合流先は私とまっつぁんが適当に決めることになった。



さて、こーり君は9時ぐらいに出かけるため、それまで少し時間がある。
なのでWiiを使ってゲームで遊ぶことに。Wiiウェアのボンバーマンや、バーチャルコンソールの
スーパーストリートファイター2で対戦する。スパスト2ではトーナメントモードで遊ぶことにした
のだが、こーり君がキャラセレクト時に適当に決定ボタンを連打したため、登録されたキャラの半分以上が
ダルシムというダルシム地獄になってしまった。ダルシム対ダルシムの試合が何度も何度も繰り返され、
誰もが次第に無口になり始めたころ、時間が良い頃合となりこーり君は出かけて行った。

こーり君が出て数時間後、我々も外へ出ることにした。
目的地はなんとなく池袋に設定。池袋に向かう前に、我が家の最寄り駅近くの飯屋で
昼飯を食って行くことにした。

食券を買って席に着くと、隣の席がなにやら賑わっている。隣にはオタクっぽい若者二人の客が座っていたのだが、
どうやら客の片一方が店員に水をこぼされたらしいのだ。その店員と店長らしき人物が客に頭を下げていた。
ちょっとした野次馬根性から隣の席を連続チラ見していた私は、次の瞬間度肝を抜かれた。
その水をこぼした店員がなんとも素敵なうら若き乙女店員だったからだ。美人!可愛い!可憐!
水をこぼされた側の客も、店員が去った後に「あんな店員さんにならもっとこぼされたい」というような事を
呟いていたのを私は聞き逃さなかった。隣の席の若者は、可愛い女性店員に水をこぼされ、服にこぼれた水を
フキフキしてもらえたのだ。これは男性にとって永遠の憧れとも言えるシチュエーションではなかろうか?
こんなことは漫画や安いドラマの世界での話だとばかり思っていたが、否!現実世界にも存在したのである。
まさに事実は小説より奇なりといった心境だ。私たちの入店があともう少しだけ早ければ、私が水をぶっかけ
られ、フキフキしてもらえたかもしれぬ。そう考えると実に残念な気分になった。幸先が悪い。
隣の客が美人店員のことを思い出し、そしてニヤケ顔を浮かべる度に、口内を火傷するほど熱い
ミックスフライを噛み締めながら、心の中で「ガッデム!」と悔しがる私であった。
あんな店員さんになら、ウスターソースでもタルタルソースでもこぼしてもらいたいものである。
どうせなら頭の上に定食丸ごと撒き散らしてもらってもいいかもしれない。

しかし、その美人店員さん…声がいわゆる「アニメ声」なのだ。
それはもうものすごい声。聞いてるこちらが恥ずかしくなってしまうぐらいの二次元ボイスなのだ。
正直私はあの手の声は苦手なので、「あぁ…声さえなければ完璧なのに…」と思った。その点だけを
惜しく感じつつ、我々はスマートに店を後にした。

こういう時まっつぁんは女に興味が無い(無論男にも無い)ので、会話が盛り上がらない。
他の友達であれば「あのねえちゃんかわいいな!」とか「隣の客はラッキーだった」などと男特有の少々品の
無い話題で盛り上がるのだが、まっつぁんはそうはいかない。まっつぁんは硬派な男…いや漢なのだ。
まっつぁんにとって「女」という生き物は「邪魔者」という認識しかない。思えば高校生の頃から
そんな感じであった。高校生の頃の私が女についてどう思うか問うと、
「菓子臭い、化粧臭い、うるさい、ろくなもんじゃない」という返事が返ってきたものだ。
今思うと何気に真理をついているような気もする…しない…する…しない…する…しな(略)

そんなまっつぁんに「女が嫌いなら男好きなのか?」と聞くと、彼は「違う」と答える。
おそらく本当だろう。今まで男を舐め回すように見つめていたことも無ければ、男の尻を追っかけた
ことも無い。まっつぁんは「生物として欠陥があるのだろう」と自分のことを分析している。
不思議な男だ。まっつぁんという奴は。


■5月4日月曜日(昼)…三人で池袋巡り!

飯を食い終えた我々は池袋へ向かい、東急ハンズなどを見て回った。
あっという間にこーり君と待ち合わせる時間となり、サンシャインシティにて合流。
サンシャインシティ内のナムコ・ナンジャタウンへ赴き、餃子スタジアムに入ろうという
ことになったのだが、入場券を買う際「入場規制がかかっていますがよろしいですか?」と言われ、
そんなに人が多いなら満足にスタジアム内を回れないだろうという結論に達し、断念した。
三人ともすっかり心の中が「餃子」一色であったため、実に残念だった。
悔しさを噛み締めながら、「さようなら天さん…」という台詞が心に浮かんだ私であった。

その後こーり君のリクエストにより「Echika池袋」へ行くこととなった。
そういえばこーり君は以前からエチカへ行きたいと言っていた。たまたま池袋へ向かった私と
まっつぁんであったが、池袋で集まったことは結果的に良かったようだ。



エチカ池袋内を進むこーり君とまっつぁん。
内部は意外と狭く、あっという間に末端に達する。


有料の男子トイレ。100円もとられる。
トイレ如きに金を取るとは、よほど良い環境やサービスなのだろうか?一度入ってみるべきかもしれない。



こーり君が「スシパイ(寿司パイ)」なるものを発見。これも以前から食べたかったらしい。
めざましテレビに出演している「皆籐 愛子(かいとうあいこ)」通称「あいちゃん」がこのスシパイを
テレビ番組内で食べており、絶賛していたのだという。どうやらこーり君はあいちゃんファンらしい。
このスシパイ、私は名前を聞いたとき、「あぁ、寿司の形を模したお菓子(パイ菓子)だろう」と思った。
しかしそうではなかった。パイ生地の上に本物の寿司ネタを乗せるという非常に危険な香り漂う食品なのだ。
いくら、焼きうに、サーモンなどのナマモノがサクサクしたパイ生地に乗っているのだ。シュールである。
こーり君はいくら、焼きうに、サーモンの三種を購入した。
スシパイの商品説明プレートにはモイラおばさんのスシパイと書かれているが、モイラおばさんとは一体
何者なのか?なにやら外人っぽい名前だが、異国のご婦人に寿司を扱わせて大丈夫なのだろうか?様々な期待と
不安が我々の心の中で入り乱れた。

エチカは案外狭く、あっという間に見物を終えた我々は、池袋駅に向かう途中の東武デパートで行われていた
「初夏の大北海道展」へ行ってみることにした。


北海道展はさすがにかなりの賑わいであった。
ここを訪れた者は皆、北海道の産物を求めてゾンビのように群がっているのだ。


会場案内図を熱心に読みふけるまっつぁん。
こういう場所に来ると異様に腹が減る。


会場内の人が少ないスペースで、こーり君がスシパイを食べると言い出した。
どうやら手に提げて歩くのが邪魔になったようで、早く袋を処分したいらしい。


写真が若干ボケ気味だが、これがスシパイである。
寿司でもパイでもない。これはあくまでもスシパイなのだ。
寿司もパイも、まさか自分達が組み合わさるとは夢にも思っていなかっただろう。
ドラゴンボールで例えるならば、ピッコロさんとブルマがフュージョンするようなものである。
写真を見ながらXファイルのオープニングテーマを流すと良い雰囲気に映るかもしれない。


パクリッ!


スシパイを食べ、渋い顔をするこーり君。味の感想は無いが、その表情からは自責の念が伺える。
そしてそんなこーり君を見て「ふふふ…そうじゃろうのう…」とでも言いたげに笑みを浮かべるまっつぁん。
スシパイを食べ終えたこーり君は、「あいちゃんに騙された」との感想を一言だけ述べた。
どうやら彼の中でのあいちゃんの株はガクンと下がってしまったようだ。
私が食べたわけではないので味についてはなんとも言えないが、まあそこまで美味い物ではないようだ。
が、記念に食べてみるとか、ネタとして食べてみる分には面白いかもしれない。一応フォローしておく。


さて、私もせっかく北海道展に来たのだから何か食べたいところである。
そんな折、「ふらの牛乳プリン」なるスイーツ(もはや死語に近いが)を発見した。
富良野と言えば誰しもが黒板五郎を思い浮かべることだろう。私もこの「ふらの牛乳プリン」を
発見したとき、頭の中がすっかり田中邦衛で埋め尽くされた。思わず「ほとぁあるぅ!ずぅぅうん!」と
田中邦衛調で台詞を口走りそうになったが、なんとか冷静を保ち口にチャックをした。
値段も手ごろであったし、歩き回って甘味に飢えていたこともあり、私はこの五郎プリンを購入する
ことにした。プリン愛好家であるこーり君もひとつ購入することになった。まっつぁんは甘いものが
苦手になってきたらしく、買わずじまいであった。


東武百貨店の8階にある「ファミリーガーデン」なる屋上テラスにてプリンを貪ることにした。
上の写真が五郎プリンである。細長い瓶に入っているため普通のスプーンでは食べにくいのであろう、
やけに細長いスプーンが付属していた。


北海道展に行ったのに何も買わなかったまっつぁん。
北海道に冷たい男である。


プリンを食べるこーり君。
味は非常に美味。まあ至って普通のプリンだ。
だが、このプリン…ドロドロなのだ。個人的にはもう少しブリブリとした食感を留めておいてもらいたかった。
わかりやすく例えるとするならば、まるでそう「プリンシェイク」とでも言ったような柔らかさだ。
プリンとはもっとこうプリンプリンとしているべきであると思う。これでは名前をドロンジュルンとでも改名
せねばなるまい。こーり君ももっとしっかりしたプリンの方が好みらしく、若干不満が残ったようであった。
正直スプーンでは食べにくかったため、できればストローを付けていただきたかった。食べ物というより飲み物に
近い…そんな五郎プリンであった。


ファミリーガーデンには小さなゲームコーナーが存在する。
四角い箱に入った景品を落とそうと思い立ち、UFOキャッチャーに500円程注ぎ込んでみたが、
箱の向きを若干変化させただけに終わった。500円払って箱を少し動かしただけ。考えてみると
なんとも贅沢なお金の使い方だ。ぬいぐるみなら200円もあればとれる自信があるのだが、やはり
箱型の景品は難しい。もっと腕を磨かなければと思った。



こちらはご存知ワニワニパニック。ハイスコアをたたき出すべく挑戦した。
私はなぜかワニワニパニックを見つけるとついプレイしてしまう。
お金を投入すると、なぜかまっつあんが一番左側のワニを素手で叩き出した。
どうやらまっつぁんも参加したかったようだ。私は自分の腕を真剣に試したかったため、
ちょっとだけ「一人でやらせてくれ」と言う想いが心を過ぎったのだが、そこはぐっと我慢した。
まっつぁんとのチームプレイが功を奏してか、91点で本日のスゴウデの名誉を獲得した。
が、二人でプレイしたのだからあくまでもずるっこプレイである。邪道である。
やはりワニワニパニックは一人でプレイし、そしてハイスコアを叩き出すのが醍醐味であろう。


パンダの乗り物を発見。一瞬乗ってみようと思ったのだが、「どうしても乗るなら俺達は遠くへ離れる」と
二人に言われ、乗るのを断念した。友達が近くに居てくれれば乗ることも可能だが、
さすがに一人ぼっちでこれに乗る勇気は無い。警備員が飛んでくる可能性もある。出来る限り危険はさけるべきだ。
結局このゲームコーナーで金を使ったのは私だけであった。こういうほのぼのゲームコーナーでキャッキャと
はしゃぐのが好きな私は少数派なのかもしれない。少なくとも私の友達はこの手のゲームコーナーで遊ぶのは
苦手なようであった。


■5月4日月曜日(夕)…再びアキバへ!

池袋を出た我々は、再び秋葉原へ向かうこととなった。
実は前日にまっつぁんが「武器屋」という店へ行きたがっていたのだが、遂に店が見つからず、
行けずじまいだったのだ。こーり君は一度武器屋へ行ったことがあるらしく、それならば行ってみようという
ことになったのである。武器屋とはその名の通り武器を扱っている店である。某人気RPGでお馴染みの
ひのきのぼうやらどうのつるぎやら、そんなものがわんさと置いてある店だという。
そんなわけで一行は秋葉原へと向かうのであった。


こちらが武器屋の入り口である。
非常に慎ましやかな張り紙が貼ってあるだけなので、昨日訪れた際はつい見落としてしまったのだろう。
奥まった場所にあるので、大体の場所を調べてから訪れるのが良いと思われる。うにSTUDIOの看板を目印に
するのもよいだろう。うにSTUDIOが何かは知らないが、見た感じ海鮮問屋ではないようだ。
入店した我々は色々な武器を見ながらニヤニヤしっぱなしであった。女性客の一人が「竜馬の拳銃を下さい」と
言って、店員から竜馬の拳銃を受け取っていた。拳銃を受け取った女性客は「うわぁ…これが竜馬の…」と呟き、
まるで宝物でも見つめるかのような目をしながらしばし感動に浸っていた。銃器にも詳しいまっつぁんは、
「あの女性客は竜馬ファンなのか、それともS&Wファンなのか、気になるところじゃのう…」と言っていた。


約10分ぐらい武器屋に入り浸り、結局何も買わずに出てきた三人。
ふと二人を見ると、なにやらニヤニヤしながら武器屋の反対側の方を見つめていた。


なんだろう?…と思い、私もそちらを見てみると、
「ぽんでぃしぇり ふろれある」という名のメイドカフェ(メイド喫茶)の看板が目に入ってきた。
「まっつぁん、入ってみたら?」とこーり君が冷やかし、まっつぁんが「いや、ええわい」と返す。
そんなやりとりがあって、二人ともニヤニヤと笑みを浮かべていたのだ。
私とまっつぁんはメイド喫茶なるものに入ったことは無いし、今後も入る気は無いのだが、
こーり君は知人と一緒に一度入ったことがあるらしい。まああくまでもネタとして入店したとのことだが、
想像を絶する世界であったという。何よりもこーり君が仰天していたのは、料理が運ばれて来た際に、
美味しくなるおまじないをさせられたことだそうだ。メイドさんと一緒に、「美味しくなぁれ♪ニャンニャン!」と
言い、猫の手ポーズを決めさせられたらしい。こーり君とその知人はかなり恥ずかしかったようだが、
他の客らはさすがにその道のプロであるらしく、むしろそれを嬉しそうにこなしていたと言う。
話はそれるが、最近秋葉原では膝枕耳かきという商売がはやっているらしく、あちらこちらで看板を見かけた。
どうやら女の子に膝枕をしてもらい、耳を掃除してもらうサービスのようだ。色々な商売を考え付くものだなと
感心した。この流れで膝枕漫画喫茶とか膝枕ネットカフェなども作ってはどうだろうか?
女の子に膝枕してもらいながら漫画を読んだりネットサーフィンに興じるのだ。長時間の利用になってくると
当然女の子も辛くなってくるだろう。男の重たくてむさい頭をか弱い太ももに乗せっぱなしにしているのだから
当然である。客はその女の子の苦悶の表情と漫画(ネット)を交互に楽しむわけだ。軽いSMプレイのようなものに
なるのかもしれない。まあ流行らないだろう。今の案、却下!金を貰っているとは言え、女の子が可哀想だ。
もうすでに存在するのかもしれないが、相手が女でも男でもいいので、ゲームで一緒に遊んだりできる
サービスがあると面白いと思う。カラオケの個室みたいな部屋でゲームで対戦したり協力プレイしたりするのだ。
ゲームは古いゲームから最新のゲームまで店側でも揃えて置く。更に客の持ち込みも可能にしてくれらばなお
結構だ。自宅にゲームをプレイしに訪問してくれるサービスがあってもいいかもしれない。
最近私は一緒にゲームをする友人が減ってきているため、こういうサービスがあれば割と使うかもしれない。

こーり君がヨドバシAkibaにてデジタルフォトフレームを見たいと言うので、
ヨドバシアキバへ移動することにした。デジタルフォトフレームを欲しがるなんて
こーり君め、なかなかナウい(死語なのか?)な…と思う私であった。


一通り商品を見終わった後、ヨドバシから出ると、
秋葉原の駅前でじっと動かない異国の女性を発見した。
人形のように動かず、時々機械のようにギギギッ…ギィイーと動く。
パントマイム…みたいなもんだろうか?客がお金を入れるとギギギギッと動き、
握手をしてくれる。ちょっとだけお金を入れてみようかと思ったが、外人さん相手だと
なんだか照れてしまうので、やめておいた。国際交流のためにも入れておけば良かったと後悔している。

さて、外はすでに暗くなり、夕飯時であった。
秋葉原で夕食にすることとなり、じゃんがらラーメンを食べに行くことにした。


さほど並ぶこともなく、5分ぐらいで店内に案内された。
まっつぁんとこーり君はカウンターに座り、私は店の奥にある隔離席みたいな場所に座った。
私はあえて自分が身を引いて離れた席に座ったつもりであったが、この席は結構設備が充実しており、
必要なものがすべて小さなスペースに備え付けられていた。さらにしきりがあるために、ちょっとした
個室のような感じになっていて、落ち着いてラーメンをすすれるという、ちょっと贅沢な席であった。
秋葉原の九州じゃんがらを訪れた際は、ぜひこの奥の特別席に座ってみて欲しい。狭くて落ち着く場所だ。


こちらが店内一番奥にある一人用の特別席。手前は私。
辛子高菜やにんにくなどの薬味は勿論、メニュー表やティッシュや飲み水など、必要な物は全て完備されている。
ほかの席とは孤立した形になっていて、ちょうど後ろのカウンターとは背中を向け合う形になる。
暗くて狭い場所が好きなゴキブリタイプの人間には持って来いの場所で、私は実に落ち着いてラーメンを食べることが出来た。
が、途中で店員さんが気を利かし、「カウンターに空きができましたので、お連れ様の横へ移動なさって下さい」と
私をカウンター席へ誘導した。私としてはこのまま特別席で食べていたかったのだが、店員さんの優しい誘導を
無下に断ることもできないため、渋々ながらカウンターへ合流した。



三人が頼んだのは「じゃんがら 全部乗せ」である。価格は確か1000円。
私は店側の「紅しょうがは最後に!」の言いつけを守らず最初からどっちゃり乗せた。
さらににんにくも二杯入れ、辛子高菜もトングで2掴み程入れた。辛子高菜の容器には、
「辛いので、ちょっとずつ入れてください」との文字が書かれていたのだが、私は
「へっ…どうせ大したことねえんだろ?」と余裕の笑みを浮かべていた。だがその辛さは大したもので、
小さなトングで2掴み程しか入れていないにも関わらず、辛くてむせてしまうほどであった。
スープの色も標準の乳白色からオレンジ色っぽくなっており、カウンター席に移動した際にこーり君達に
「赤っ!!」と驚かれてしまった。やはり高菜を入れる際はちょっとずつが良い。ちゃんと守るべきであった。
よくゲゲゲの鬼太郎で「壊してはいけない塚」を壊し、悪い妖怪が暴れる原因を作る愚かな人間が出てくるが、
私はその人間と同じような過ちを犯してしまったのやもしれない。そう思うと余裕を浮かべていた自分が恥かしく
なった。辛くて汗をダラダラかいたものの、きちんと食べ切って店を後にした。

その後我が家へ帰り、私とこーり君は軽く発泡酒で乾杯をした。
そして一時間後ぐらいに次の日の開国博のチケット引換券を購入する為に、セブンイレブンへ向かった。
当日は混んでいるだろうから、会場で入場券を購入するのは大変だと思ったからだ。
引換券購入後、私は日課のジョギングをすることにした。まっつぁんも付き合ってくれるという。
こーり君は走るのが嫌いらしく、自転車で私とまっつぁんの後を走ることとなった。
普段は一人で音楽を聴きながら走っているのだが、やはり一緒に走る人がいると楽しい。
会話しながら走れるのが新鮮だし、一緒に身体を動かしているという共有感も良いものだ。
ジョギング前に少量ながらアルコールを摂取していたことが心配だったが、特に問題も無くジョギングを
終えた。ジョギング後は次の日が早いこともあり、順番にシャワーを浴びて早々に寝ることとなった。

■5月5日火曜日(朝)…いざ!開国博Y150へ!

朝6時に起床。
7時半に現地へ向けて出発した。

電車内でデジタルカメラを忘れたことに気づく。
仕方が無いので携帯のカメラで写真を撮ることにしたが、
携帯のカメラは暗く写るしブレやすいのであまり使い物にならない。
こういう時にデジカメを忘れるとかなりショックである。


9時前に横浜へ到着。
会場へは桜木町という駅から歩いて10分ほど。
上の写真は桜木町駅である。


駅前には花で出来た開国博Y150のマスコットキャラ「たねまる」が飾られていた。


えっと…ランドマークタワー…であってるっけな?
とりあえず写真に収めてみた。木の枝がいい感じに邪魔してくれている。
個人的にちゃんと写っている写真よりも、こういう写真のほうが味があって好きだ。
決して負け惜しみではない。


船とよこはまコスモワールドの大観覧車「コスモクロック21」。


さて、前日コンビニで購入した引換券を入場チケットと交換しなくてはならない。
当日券の券売機には案の定たくさんの人が並んでいたが、引換券交換所の前にも意外と列が出来て
いた。代表一名が並ぶようにとの指示があったため、引換券を持っていたこーり君が代表で並ぶことになった。
が、5分待っても10分待っても交換が始まらない。同じように券売機も作動していないようだ。
並んでいる他の客の表情も不満気であった。15分ぐらい待ってようやく交換が行われた。
写真手前の列が引換券の列。写真奥は券売機に並ぶ人でごった返している。
写真赤矢印の下に並んでいるのがこーり君。


引換券交換受付。
帽子を被って座っているお姉さんが引き換え担当。
我々を15分もの長きに渡って翻弄し続けた、じらしのプロである。


入場券をゲットした我々は、早速会場へ向かうことに。
が、目当てのイベントと言えば、まっつぁんが見たがっていた「スーパーハイビジョンシアター」ぐらいの
もので、あとは特に当ても無い。更に、会場が開くのが10時からとのことで、20分程どこかで時間を潰さな
ければならなくなった。

ブラブラ歩いていると、まっつぁんが「あれは撮影しておいた方が良い」と指示を出してきた。
見ると、見たことのない物体がクルクルと回っている。まっつぁん曰く、「音の静かな風力発電機」とのこと。
本当かどうかはわからないが、面白いので動画に撮ってみた。

★動画を観る
風力発電機(?)が回る様子を動画で撮影しました!
画質が悪い&サイズが小さいですが、ご了承下さい。
※動画の再生にはQuicktimeプラグインが必要です。
動画を観るには、上のリンクをクリックしてください。
動画は別ウインドウで開きます。
赤レンガ倉庫前で、娘っ子三人組をガン見するこーり君。 歩くこーり君。そして歩くまっつぁん。 我々は海辺の公園のベンチに座り、イベントが開始されるまで時間を潰すことにした。 ベンチに腰をかけて数分経った時、こーり君がマスコットキャラクターの「たねまる」に関して語り始めた。 こーり君曰く、「たねまる」の本当の名は実は「ペルリ」と言い、この会場の地下で育てられているバイオ戦士 なのだと言う。そして主に食肉として加工され、この会場で料理され、客に提供されるのだと言う。 味は酸味・苦味・臭味が突出しており、旨味などは全くないという。食うメリットが全く無い生き物である。 バイオ戦士であるにも関わらず、なぜ一度も戦うこと無く食肉に加工されるのかということも甚だ疑問である。 また、バイオ戦士と言うフレーズを聞くと、どうしてもファミコンの「バイオ戦士DAN」を思い出してしまう。 この日、わざわざ横浜の開国博まで来て、バイオ戦士DANのことを思い出したのは私一人ぐらいだろう。 そんな下らない話で時間を潰した我々であった。 10時となり、イベントが開始される時間になった。 が、私とこーり君は小腹がすいたため、まず先に簡単に腹ごしらえをすることにした。 赤レンガ倉庫前の飲食コーナーにて何か食べることにした。 開店したばかりだというのに、なぜか売り切れの商品が目立つ。 「やる気あんのかコンチクショウ!」ってな感じである。 まだ横浜入りして一時間前後しか経っていないが、この開国博というイベント、 全体的にあまりやる気が感じられないイベントだ。 まっつぁんはあまり腹が減っていないため、イチゴ味のソフトクリームを注文。 まるで女学生のようなセレクトである。普段は硬派だが、意外と可愛らしい一面を持っている男だ。 こーり君と私はローストビーフサンドを注文。味は良かったが、パンの部分がフランスパンになって おり、非常に歯ごたえがあるため、綺麗に食べるのは至難の業であった。口の周りにソースがべったりつき、 トマトやレタスをテーブルや皿にボトボト落としてしまった。まだまだ修行が足りぬ。 こちらがそのローストビーフサンド。 食べにくいが味は良い。まあこの手の食べ物を不味く作るほうが逆に難しいだろう。 腹を満たした我々は、目標であったスーパーハイビジョンシアターへ向かった。 殆ど並ぶことも無くなんなく入場。拍子抜けであった。 スーパーハイビジョンシアター内の映像は、大スクリーンで迫力もあり、音響面も色々な方向から 音が聞こえて面白かった。座席が無く、立ち見なのがちょっと難だが、時間もあっという間に過ぎた。 だが、映像の内容に若干ながら洗脳ビデオのような不気味さを感じてしまった。 子供達が田んぼの脇でケンケンパッをする所など、なんとも微笑ましい光景もあったのだが、 全体的にどことなく不気味なのだ。まあそう感じたのは私だけかもしれない。 そういえば、映像のオープニングあたりで子供の笑い声が流れたが、あの笑い声を聞いて、ニンテンドー64の ディディーコングレーシングのオープニングを思い出してしまった。そんな人間は恐らくあの会場に居た人間で私だけだろう。 そう考えると気味が悪いのは私の方かもしれない。 シアター内での映像を見終わると、強制的に次のブースへ移動させられる。途中で逃げることはできない。 ピボ・ラボと題された次のエリア内では、日産の電気自動車「PIVO2」の宣伝を延々と脳内に焼き付けられる。 正直言ってこれがしんどい。面白くも無い映像(アニメーションを含む)を、ダンボールをリサイクルして 作ったような貧弱な椅子に座りながら10分以上見させられるのだ。 宣伝ならば先ほどのハイビジョンシアターでの映像にそれとなく混ぜておいてくれた方が良い。 そして、更に詳しいことが知りたい人間だけが専用のエリアへ進めるようにすれば良いと思う。 その方がスマートだし、客としても有り難い気がする。別のエリアに強制的に移動させ、客を閉じ込め、強制的に 宣伝映像を見せるのは不満を買うのではないかと思う。 最初からこの日産の電気自動車に興味があるなら良いが、我々のように単にスーパーハイビジョンシアターだけを 目当てに来た人間からすると、日産への評価が下がってしまいかねない展開に感じた。 このピボ・ラボエリアで流される映像は、基本的に「思いやりの未来」と題されたエコを強調した映像だ。 電気自動車がいかにCO2の削減になるかとか、温暖化を防ぐかなど、そういう話が延々と続く。 私は地球温暖化とCO2の関係に若干疑問を持っている。一人一人が環境について考えることは非常に良いことだし、 資源を節約することも非常に大切なことだと思っている。私は釣りが趣味なので、環境を守ることにも大賛成だし、 実際自分自身自然をできるだけ汚さないように配慮したり、釣り場でも他人のゴミを持ち帰ったりしている。 しかしである。この温暖化の問題はどうも胡散臭く感じる。 ネットを通じて地球温暖化の根本的な疑問を追求する動画を観たり、色々な情報サイトを見た。 そもそもつい1970年代〜80年代あたりまでは、「地球寒冷化」などと騒がれており、そのようなタイトルの本まで 出版されていたのだという。それが最近ではやたら地球温暖化云々と騒ぐようになったわけだ。 当時「冷えていく地球」という寒冷化に関する本を出した元気象庁予報官は、平成になってから「熱くなる地球」 という本を出した。まるでギャグのような話だが、本当の話だ。まるっきり真逆である。 そもそも現在の科学の水準からして、何十年後、何百年後の気候予測がきちんとできるのか? 実はそれができるかどうかすらわかっていないらしい。ということは簡単に言えばできないということだ。 地球全体の平均気温は、1940年代〜1970年代までの約40年間、一時的に寒冷化の傾向にあったという。 環境問題に今よりも疎く、現在よりも化石燃料を大量に使用していた時期に寒冷化しているという事実は、 CO2と温暖化の関係にさらに疑問を感じさせる。大気の内訳は、水蒸気を除くと、約8割が窒素、約2割が酸素である。 二酸化炭素の割合は大気中の約0.05%であり、圧倒的に少ないのだ。この微々たる二酸化炭素が少し増えたからと言って、 地球全体が急激に温暖化するというのもなんだか納得できない。そもそもどの程度増えたのか良くわからない。 間接的な原因になっているのだとしても、どのようなメカニズムでそうなっているのか、具体的に説明している 情報を見たことが無い。 温暖化によって北極海の氷が1978年〜1987年の10年間で約2%減少したという指摘がある。 が、実際には北極の氷原は1971年〜1972年にかけて12%拡大していたという。 つまりは1970年代に拡大した氷が1980年代になって少し元に戻ったというわけだ。 これが本当であれば、物は言いよう、言葉のからくりであるとも言える。 地球は絶えず変動している。その変動の原因が本当に人為的な影響によるものなのか、きちんと根拠を提示して 説明して欲しいし、本来ならそこら辺をテレビや雑誌などでもっともっと特集するべきだろうと思う。 が、テレビや雑誌などで特集されるのは極々一部の表面的な部分だけで、最終的な結論は口を揃えたかの ように「地球温暖化を防ごう!二酸化炭素削減!」…それだけなのだ。初めから結論ありきだ。 これらの理由から二酸化炭素が温暖化の原因と言い放つマスコミや情報誌はいまいち信用が出来ない。 もっとわかりやすく、そして具体的な証拠や事例を挟みつつ深くまで掘り下げて説明してくれれば「なるほど」と 納得できるかもしれないが、単に「地球温暖化の原因は二酸化炭素で決まり!みんなで環境を守ろうぜ!」としか言わない 番組や記事ばかりでは、それもできないのも仕方がないと思う。ひょっとしたらそういう番組や記事があったかもしれない。 が、私は見ていない。恐らくあったとしても、圧倒的に数が少ないと思う。 世の中には人の善意に漬け込んで金を得ようとする輩がそれこそゴロゴロと存在する。 多くは環境団体とか人権団体とか、一見「善意」を感じさせるような名前や言葉を使って擦り寄ってくる。 綺麗な花(薔薇)には棘があるというが、まさにそれで、綺麗な言葉の裏には棘があることも多いのだ。 綺麗な言葉をちらつかされると、人はそれを信じてしまう傾向にある。 そしてその言葉に騙された世界中の人間から金がドンドンと集められる。そういう手段で金を集めようと する人間は多い。これは胡散臭い宗教だけの話ではなく、特定の団体などにも同じことが言える。 今回の地球温暖化問題が善意に漬け込んだ嘘…とまでは言わないが、一部でそれを利用して詐欺まがいの行為を行い、 不当に金を集める者がいることも事実だと思う。 もちろん上記に引用したネット上の情報を全て鵜呑みにするつもりははなからない。 が、これらの情報を知ると、地球温暖化の原因が二酸化炭素という説の胡散臭さを少なからず感じてしまうのは 事実であるし、こればっかりはどうしようもないことだ。皆さんも一度色々な視点からこの温暖化という奴を 調べてみると面白いかもしれない。ひょっとしたら上で紹介したネット上の情報が全て誤りで、二酸化炭素こそ 地球温暖化の直接的な原因であるのかもしれない。情報は色々なところから仕入れ、それを吟味して取捨選択しなくては ならないと思われる。そして事実に限りなく近い情報を自らの手で掴み取らねばならないのだ。 嘘の情報であれ本当の情報であれ色々と入手し、無駄な情報をそぎ落としながら正しいと思われる情報を導き出すのは 結構面白い作業だ。パズルゲームを解くような感じさえする。私はまだその工程の途中にいる。 そんなことを考えながらこのピボ・ラボエリアでの映像を観ていた。 二酸化炭素の排出とか、環境問題を考えようと言うのであれば、こんな馬鹿でかいブースなど 最初から作らず、先ほどのハイビジョンシアター内でエコ映像もまとめて流してしまえば良い。 その方が二酸化炭素の排出だって幾分か防げるだろう。そもそもこのピボ・ラボエリアは環境問題に絡めた 電気自動車の広告映像を見るためだけのエリアなのだ。一応真ん中に日産の電気自動車が展示されていることから、 ある程度のスペースは必要になるのかもしれないが、それにしても無駄に広すぎる。 それならばハイビジョンシアターをもう少し広めに作り、そこに電気自動車を置けばよい。 こういう展示にはそういった偽善的部分を感じてしまう。エコとエゴは紙一重という気がしてしまうのだ。 問題はさらに続く。まだ外に出れないのである。 ピボ・ラボエリアから次のエリアに移る際に、短冊のような紙切れを手にとって次へ進まされる。 続いてのエリア「コトバパーク」では、とても大きなバルーンが用意されている。そしてその前には ペンが置いてある。先ほどの短冊に「地球環境を守るために自分がこれから努力する目標」などを書いて、 そのバルーンの中へ紙を投入する。紙は掃除機にティッシュを吸い込ませるかのようにスルっと吸い込まれる。 バルーン内は激しく空気が循環しており、紙切れがバルーン内でずーっと舞い続ける。そんな仕掛けになっていた。 私は絶句した。これになんの意味があるのだろうか?別に紙に書いた目標を会場に貼り付けて展示するだけで 良いのではないか?明らかに電気の無駄使いだ。しかも結構な勢いで紙が舞うため、何を書いたかなど殆どわからない状態だ。 コレは何なのだろう?ただ単に記念に紙を投入するものなのか?それとも投入された紙の数が増えて来た際に、「ほら!これだけ 多くの人が環境問題に関心を持っているのです!」と客側に訴えかけるためのものなのだろうか? とにかく、このバルーンに使われるエネルギーのことを考えると、無駄な二酸化炭素が排出されていることは明白である。 先ほどのピボ・ラボエリアは企業の広告エリアということでまだ理解できるところもあったが、このコトバパークに関しては もはや理解の範囲を超えてしまっている。意味があるコーナーとは思えない。やはりエコとエゴは紙一重だと思った。 これが真のエコなのだろうか?そんな疑問が残った。私はピボ・ラボエリアでは紙を受け取らなかった。 このイベントのあまりのやる気の無さと大雑把さに嫌気がさしていたからだ。コトバパーク内でこーり君と少し話をしたの だが、こーり君も私と大体同様の意見であったようで紙を受け取らなかったという。 本当に環境を守ろうと訴えるのであれば、スマートかつ具体的に情報を提供し、それを実践して見せるべきだと思う。 このような無駄とも言える展示は、それこそ地球環境に負担をかけるのではないだろうか。それでは説得力に乏しい気がする。 少し暴言が過ぎた感があるが、一度実際のイベントを訪れていただいてみれば、 ある程度私と同じ感想を持っていただけるものと思う。特に環境問題の映像を延々と見させられた後の コトバパークの無意味さは、本当に脱力感さえ覚えるものなので、ぜひ体験してみていただきたい。 ともあれ、スーパーハイビジョンシアターを見物し、まっつぁんは目標を達成して満足だったようだ。 それだけでも来た甲斐があるというものだ。次にどこへ行くか話し合った結果、赤レンガパーク近くの 工作船展示館へ行くことにした。 これは開国博のイベントではないが、日本の領海(九州南西海域)に侵入した本物の工作船が展示してあり、 無料で見学できる。船には弾痕が空いており、なかなか迫力があった。船内に残された遺品なども展示してある。 不法に他国へ侵入する輩には厳しい処置が必要であろう。犯罪者や悪人に譲歩してはならない。今の日本は遠慮しすぎる。 工作船展示館を出た我々は、Y150のメインイベントらしい、 「巨大スペクタクルアート ENEOS LA Machin(ラ・マシン)」の展示へ移動することにした。 イベントエリアへ入ろうとすると、なんと長蛇の列。どうやら入場規制がかかっているらしい。 収容人数が決まっているようなシアタールームで映像を見るわけでもないのに入場規制だと言う。 なんともやりきれない。もっとスムーズにどんどん入ってどんどん出れば待たずに済みそうなものなのに。 一応一日五回程パフォーマンスが行われるようではあったが、別にパフォーマンスが見たいわけではなく、 近くで蜘蛛型のロボットが見たかっただけの我々は愕然としてしまった。 蜘蛛型ロボットの近くに一方通行の道を用意して、そこを止まらずに歩かせればもっとスムーズに見て回れるのでは ないかと三人で話した。或いは動く歩道のようなもので強制的にドンドン客を流して行けばいいと思う。 残念ではあったが、さすがに並んでまで見るのは嫌だったので、もう開国博会場から去ることにした。 なんだかあまりパッとしない博覧会であった。正直2400円は少し高い。個人的に800円でも高いように感じる。 こーり君とも話したが、彼も同じような意見らしく、「無料で十分」というような事を言っていた。 目当てのイベントが無いと、あまり楽しめないかもしれない。私は近くのコスモワールドへ行ったほうが確実に楽しめると 思った。まあ滅多に無い大イベントらしいので、ネタとして行ってみる分にはいいかもしれない。
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開国博に見切りをつけた我々は、会場近くの歩道橋の上へと上った。 そこからクモ型ロボットが見えるのではないかと思ったからだ。 我々以外にも同じことを考える人が多数おり、歩道橋の上は結構賑やかだった。 少し遠いが、クモ型ロボットも見ることができたので、心残りなく会場を後にした。 矢印の先に見えるのがクモロボット。 桜木町駅まで戻ってきた我々は、これからの予定をどうするか考えた。 とりあえずこーり君は夕方5時頃に我々と別れ、別の友達の元へ向かい、そのままお別れとなる。 まっつぁんはこの日の夜8時頃のバスで鳥取へ帰る。それまでは一緒に行動をすることになる。 色々話し合った結果、若者嫌いのまっつぁんを連れて原宿へ行くことにした。私とこーり君が原宿に 降り立ったまっつぁんの反応を見たかったからである。まっつぁんもなんとか同意してくれた。 原宿に着いたは良いものの、肝心の竹下通りは凄い人出で歩くことさえままならなかった。 本当に一歩一歩ゆっくり進む感じで、まるでディズニーランドのアトラクションの行列に並んでいるかのようだ。 加えて、小雨が降り始めたため、他人の差す傘が顔の近くをかすめたりして危険極まりない。 目に入ったりしたらきっと痛くて泣いてしまうだろう。なので、竹下通りを少し進んだところで後戻りした。 私自身久しぶりに訪れた原宿であったが、ほんの10分程度で原宿散策を終了することにした。 せっかくなので、そのまま歩いて渋谷へ向かおうということになった。 原宿から表参道方面へ進み、青山通りを経由して渋谷方面へ向けて進むことにした。 表参道…そして明治通りを歩くまっつぁん。 若者と行き交う人の多さにたじろいでいるようであった。
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表参道付近を歩くまっつぁんとこーり君を動画で撮影しました!
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私が公衆トイレに行っている間、街路樹前の柵に座って休憩する二人。 歩きつかれたようだが、うなだれすぎだ!立てっ!! 立つんだジョォォォォォーーーー!!!(おしっこした後だけにジョ〜…) 雨粒が段々と大きくなってきた。道行く人の殆どは傘を差している。 横浜からずーっと歩きっぱなしで歩き疲れたし、少し休憩が必要かもしれない。 なので、途中にあったPRONTO(プロント)青山店にて休憩することにした。 私はアイスカフェオレとミルクレープのセット。こーり君はミルクレープとドリンク(何であったかは失念)を。 まっつぁんはドリンク(同じく失念)を注文した。歩きつかれた我々を甘い飲み物とケーキが存分に癒してくれた。 上はミルクレープをむさぼろうとするこーり君と、あまりの若者の多さにお疲れ気味のまっつぁん。 ご馳走様! 全員非喫煙者であるにもかかわらず、喫煙席に座ってしまったため、 隣の御婦人の吸うタバコがダイレクトに喉を刺激し始めたので、 20分程度の休憩の後、足早に店を出た。 青山学院大学の青山キャンパス前。 青山と言えば…K…いやなんでもない。 青山学院近くにあるこどもの城。 入り口前には岡本太郎作のオブジェが置いてある。 上はそのオブジェを見つめるまっつぁん。 端午の節句(こどもの日)という事も有ってか、こどもの城前には こいのぼりものぼっていた。 ようやく渋谷エリアへ突入。 志賀昆虫の看板が興味を引いたが、休業日であった。残念。 渋谷駅前、109が見える場所までやってきた。 109とまっつぁん(の頭)。 恐らくまっつぁんの人生で再び渋谷を訪れることはもう無いであろう。 そう考えると、この一枚の写真がどれだけ貴重なものかおわかりいただけると思う。 人生初のスクランブル交差点を渡るまっつぁん。 あえて人とは同じ方向に向かわず、人の流れに逆らい我が道を貫くその姿勢に心を打たれた。 こーり君のリクエストでタワレコへ向かう。こーり君はCDを一枚購入。 その後近くの靴屋にてこーり君がトルコ産の16800円ぐらいする靴を購入。 私とまっつぁんは靴にはそこまで金をかけない主義のため、こーり君の購入した 靴一足で、我々の靴が何足買えるだろうか…などと惨めな話で盛り上がった。 その後、目的を失った我々は、駅近くの東急百貨店の東急東横店へ向かった。 理由はないが、なにか楽しい催し物でもやっているかと思ったからだ。 LEGO(レゴブロック)でできたダース・ベイダーとR2-D2が置いてあった。 が、別にレゴ好きでもスター・ウォーズファンでもないため、そこまで面白いとは思わなかった。 まあ「凄いなー」ぐらいの感想である。 しかしである!実はこの展示には見落としがちな必見ポイントが存在したのだ! 写真をごらん頂たい。ダース・ベイダーが手に持ったライトセーバーが天井を貫き、穴を開けているのだ! もう少し位置をずらすとか、高さを調節すればなんとかできたハズだ。しかも天井と同色のテープで応急処置を しているのだが、まるで処置しきれていない。丸見えである。というか、さっさと穴から抜いた方が良いのではないだろうか? ダース・ベイダーと東急スタッフのあまりの暴れん坊っぷりに、しばらく顔がニヤニヤしっぱなしの私であった。 東急を出た我々は遂になにもすることがなくなった。 こーり君は友達と約束した時間まで一時間程あったのだが、「することがないからもう行くわ」と、 我々と別れて友達の元へと向かった。少々寂しい気がしたが、それが正解であろう。この街で我々が やれることはもう無い。上は別れの挨拶を交わすまっつぁんとこーり君。互いにそっぽを向いているように 見えるのはきっと気のせいである! まっつぁんと二人きりになった。 まっつぁんは夜の8時に品川から出るバスに乗って帰るため、早めに品川へ向かうことにした。 どうせ渋谷に居てもなにもすることがないし、他の場所へ向かっても特にやりたいことが見つからない。 品川駅近くのくまざわ書店という本屋にて、本を読みながら時間を潰した。 この本屋で時間を潰せたことは非常に大きかった。本を読んでいたらあっという間に時間が経過したからだ。 今度品川を訪れる際は、お礼としてこの本屋で何か買い物をしようと考えている。 6時半を過ぎたので、夕食をとることにした。 駅近くのビル内のそば屋へ向かったのだが、閉まっていたり、入り口前に置いてあるメニュー表の前に 若いカップルが居たりしたため、ロムレットというオムレツレストランへ入ることにした。 オムレツやオムライスの店だ。男二人でオムライス…なかなか通なセレクトである。 チーズハッシュドビーフ(1000円)をむさぼるまっつぁん。 硬派を気取る割りに、なかなか可愛らしい食べ物を選ぶ男である。 私はハンバーグオムライス(980円)とセットドリンクでアイスコーヒーを注文。 値段も安かったし、味もなかなかであった。店員のお姉さんは最初ちょっと怖い感じがしたが、 レジなどでの対応も丁寧で、好印象であった。顔も可愛かった。品川に寄った際は、また利用しようと思う。 腹を満たした我々は、品川のバスターミナルへ移動した。 雨が結構な勢いになりつつあったので、駅からターミナルまでの道のりでは私が持っていた折りたたみ傘を使った。 男二人で相合傘状態である。これは非常に恥ずかしい。100円の折りたたみ傘なので、サイズもとても小さい。 二人とも他人に誤解を受けぬよう、足早にバスターミナルへと急いだ。 品川バスターミナル2階での写真。まっつぁんは正面から写真を撮ろうとすると嫌がり、手で顔やカメラを隠そうとする。 まっつぁんの奥に居る男性は、初代GBAを使ってゲームをプレイしていた。DSが主流の現在では、なかなか通なセレクトである。 ターミナルに着いて20分ぐらい経過した時、一人の男性が萌えアニメの描かれたどぎつい紙袋を抱えて2階へ上がってきた。 そしてその袋から色々な萌えグッズを取り出して、整理を始めた。その潔さと怪しさに、まっつぁんと共に興味深くその 男性を観察した。 8時になり、まっつぁんはバスへ乗車。そのまま鳥取へと帰っていった。 上の写真はわかりにくいとは思うが、そのバスの写真である。 私はバスが遠くに消えるまでその場で見送った。 友達が遠い場所へ帰って行くのを見送るのは割りと寂しいものだ。 私はまっつぁんを見送った後、ipodに入れた昔の歌謡曲聞きながら、雨降る品川を後にした。 今回唯一心残りだったのは、ゲームをあまりプレイせずに終わったことだ。 もっとファミコンやスーファミなどの懐かしいゲームで盛り上がるかと思って いたのだが、外出しっ放しで、ゲーム自体をプレイする時間が無かった。 まあ、64のゴールデンアイを久しぶりにまっつぁんと対戦できたし、 まっつぁんの持ってきたWiiソフト「バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ」の EASYモードをクリアできたので、よしとしようか。まっつぁんは一人でやった時は クリアできなかったそうだ。今度友達が尋ねて来る際には、もっとゲームで盛り上がりたいと思う。 最後となるが、まっつぁん曰く一番精神的にきつかったのは「渋谷」とのことであった。 ←前半の記事へ戻る
    
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