第11回目 2004/11/8 月 中古デスクトップパソコン、中古ノートパソコンが２万円から！サポートも充実！
第11回目の手記です。 タイトル通り、ゲテモノ（普通の人はあまり食べない食物）を 食べてみよう！というテーマです。昨年に、ある一冊の魅力的な 本とであったのがきっかけでした。北寺尾ゲンコツ堂著「ゲテ食」大全。 色々なゲテ食について書かれているこの本を読む内に、ゲテ食に少々興味 がわいてきたのです。一体ゲテモノとはどういう味なのか？はたまた本当に美味しいのか？ 幼い頃から色々な生き物が好きだった私としては非常に興味がある内容の書物でした。 とはいってもこちとら素人。試してみたいけど正直ちょっと不安。 …と、言うわけで！今回は初心者向けのゲテ食にチャレンジです！ ※虫やゲテモノが苦手な方はこの先を見ないで下さい。見た後での 苦情は受け付けませんので、ご了承の上お進み下さい。 「ゲテモノ食」 さて、冒頭でもお伝えしました通り、私はいわゆるゲテモノ という食物に関しては素人です。そんな私にも気軽に楽しめる 初心者向けのゲテ食があるようなので、近所のホームセンターにて 買ってきました。さぁ、それでは今回の食材を紹介いたします！ 今回の食材は… … … … … … … … … ウジウジウジウジ…。
(*´▽｀)bミールワーム！！
この世界の玄人様には「なぁ〜んだ、こんなの全然ゲテモノじゃないよ！」
と怒られそうですが、ゲテ食大全によると初心者向けの初級ゲテ食らしいのです。
まぁ登竜門としてここからスタートですね。ミールワームはヨーロッパ原産の甲虫。
チャイロゴミムシダマシという虫の幼虫です。小動物や鳥の餌として世界中で利用
されていて、日本でもペットショップやホームセンターなどで簡単に手に入ります。
今回私もホームセンターにて購入。1カップ１５７円。大体１００〜１５０匹位は入って
いるっぽいです。結構安い。まさに初級！
洋鳥・和鳥・観賞魚・は虫類・両生類・小動物などに…。
パッケージにはそう書いてあります。
…
…
…
…
…
人間の２文字が見当たりませんね。
というか…
哺乳類の文字すら見当たりません！
しいて言うなら、今からこの虫を食べようとしている
私は、小動物などにの「など」の部分に含まれるのでしょう。
この文章の記載からも、人が食べるために売られているものでは
ないということが一目瞭然です。
さて、このミールワーム君達、実は物凄い食欲の持ち主。
ここでその食欲がどれ程のものかを試す実験をしてみましょう！
まず、２p角に切った食パンを用意します。
それをミールワーム君達がワラワラとうごめいている
カップの中へポトリと落とし入れます。
そして待つこと数分…
わらわらとミールワーム君達が集まって来ます。
更に待つこと1時間半…
食パンの形が崩れてきています。物凄い食欲！
更に1時間半…
殆んどパンは無くなってしまいました。
1カップのミールワーム君達の手にかかると、
２ｃｍ角の食パンは約３時間で食べ尽くされてしまうのです。
文章ではあまり凄さが伝わらないかもしれませんが、実際に見て
いると結構なスピードでたいらげます。「えっ！？もうこんなに
食べちゃったの？」って感じです。こうやって食パンをあげている
と、ペットの餌とは言え、多少の情がわいてきたりもします。でも
ここは心を鬼にして調理を開始しましょう！ミールワーム君達…
(☆□☆)頂きます！！
今回はミールワームの素揚げと塩茹でを作ってみたいと思います。
どちらもゲテ食大全に掲載されている初級調理法です。楽しみ。
調理開始前の注意としては、ミールワームを含むゴミムシダマシ科の
仲間は、縮小条虫や食堂線虫の中間宿主です。勿論加熱調理すれば全く
問題はないのですが、生で食べたりすると寄生虫感染の怖れがあります。
その為、調理中の衛生面には気を使った方が無難です。手洗いや調理器具
を清潔に保ちながら料理するようにしましょう。
まずは素揚げから。ゴミや抜け殻などを取り除く為にふるいにかけます。
目の細かいザルなどを使うと便利です。
小さめのフライパンや鍋に油を入れ、火にかけて温めます。
油は少量、炒めるよりもちょっと多いくらいで十分だそうです。
そしてそこにミールワーム君達を投下！水で洗ったりする必要は
ありません。最初はちょっと油がはねやすいので注意！
全体に火が通ったらすくいあげて、クッキングペーパー等で
油をきりましょう。そして熱い内に塩を少々ふりかけて出来上がり！
揚げている時に気づいたのですが、匂いが海老の唐揚げみたいです。
香ばしい匂いでなかなか食欲を誘います。
続いて塩茹でです。お湯を沸かして塩を少々入れる。そこに
素揚げと同じくふるいにかけたミールワーム君達を投入！
全体的に火が通ったらザルにあげて水気をきりましょう。
そして器に盛り付けて完成。さぁ、いよいよ試食です！
…
…
…
…
…
…
でろでろでろでろで〜ろん！
完成しました。上が素揚げで下が塩茹で。
見た目はちょっと…グロいっすな。
ドラゴンクエストのセーブが消えた時の
音楽がよ〜く似合う見た目です。
素揚げの方は香ばしい良い香りがしますが、
塩茹での方は微妙な匂い。臭いというわけでも
ないけどいい香りはしません。飾りにパセリを
添えてみました。
塩茹でのアップ。殆んど生と変わらない見た目。
揚げてある方が見た目も香りも食べやすそうだ…。
では早速食べてみましょう！まずは素揚げから。
ぽりっ…
さくっ…
さくさくっ…
ごくん…
…
…
う〜ん、別にこれと言って美味くも不味くも無い。
揚げすぎて中身がスカスカになっていた物は、海老の
唐揚げの殻の部分を薄くした物を食べているみたい。
程よくあがっている物も特に美味い事は無い。ただ決して
不味くは無い。油の味と香ばしさがあるので、ビール等には
うってつけのおつまみかもしれない。万人に受け入れられる
調理法と言った感じです。では、続いて塩茹でを…。
ゲテ食大全によると、塩茹での食べ方はこうだ。
まず頭部をひきちぎり、そして胴体を押して、練り歯磨き
のように中身を搾り出し、その中身を食べる…。
(ﾟ口ﾟ;)なんつぅ
うっわぁ〜♪(*´▽｀*)本当に練り歯磨きのようだね！
中身がムリムリと飛び出してきます。これを喰らうのか…。
頭の中では「みっちゃんみちみち〜…」の歌が繰り返し再生されてます。
どれどれ、はぐっ…
もぐもぐ…
ごくん…
…
…
…
…
あ、なる程。確かにナッツみたいな味だ。
本にもそう記載されていました。ただ木の実のような
鮮烈さは持っていません。うっすらとナッツ類のような
風味と味が漂う…そんな感じです。味は決して不味くあり
ませんが、とりたてて美味くもないです。そして味も香りも
薄めです。揚げた方が油の力もあってか、美味しく感じます。
その後もただひたすらに食べ続けました…。
もぐもぐ…
はぐはぐ…
もぐもぐ…
はぐはぐ…
もぐもぐ…
はぐはぐ…
もぐもぐ…
はぐはぐ…
１０分後…
完食〜！でも途中で味に飽きました。
味が単調だしあまり美味しいものでもなかったので。
結論としては別に食べなくても後悔する食材ではないと
思います。そこまで美味しいものでもないですし。私と
しては、これに１５０円払うならアンパンでも買います。
ただ、虫食の登竜門としては抜群でしょう。明らかに虫の形を
しているけれど食べやすいですから。昔話題を呼んだ、
虫入りキャンディーの中に入っていたのもこいつらだそう
です。外国でも結構食べる地域多いみたいですよ！
そんなわけで…如何だったでしょうか？
ゲテ食初心者としてはまずまずのスタートだったと
自分では思います。とりあえず食べれましたし。
色々な国で食べられているミールワーム。
虫入りキャンディーとしても世界各国で
売られています。皆さんも１度食べてみては
如何でしょうか？良い経験になると思いますよ？
★最後に、今回私に食べられてしまったミールワーム君達…
どうもご馳走様でした。本当にありがとう！君たちの命、大切に使わせて貰います★
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